中國青年代表団に參加し、7月31日から8月3日にかけて日本を訪問した。この8日間で、日本の農業施設や農場などを見學したが、観光客が農耕や農産物の栽培を実際に體験できることが日本農業の大きな特徴の一つだと思う。
世界的に見れば、日本は都市部と農村部の収入格差が小さい國であり、農業収入は農家の収入の一部に過ぎない。そこで、日本の農家も中國と同様、収入をいかに高めるかという課題に直面している。その中で観光業を発展させ、都市部から観光客を惹きつけるのも一つの方法となっている。
一、山の上にある小屋を貸し出し
訪日の際、松本市奈川にある大原クラインガルテンを見學した。白い霧に覆われた山を背景に巧妙な造りの小屋が見え、まさに仙郷のようであった。
農園付きのラウベ
松本市役所奈川支所の役員(左)の説明を聞く団員たち
松本市役所奈川支所の役員によると、ここは海抜が高く交通が便利でないため、市役所はこの地理的特徴を利用し、6億元を投下して35軒の農園付きのラウベを建て、農家の生活を體験する機會がない大阪、東京、名古屋の都市部の人たちに貸し出しているという。この滯在型市民農園では、奈川の特産物である蕎麥を栽培し、そばを打ち、また地元住民と交流し、充実した農家の生活を體験することができる。小屋を貸し出すだけでなく、長野県の観光業を促進し、そのほかの観光収入を得ることも狙いとしている。
このような滯在型市民農園は全國に約50カ所あり、関東地方や近畿地方に集中しており、長野県と兵庫県に特に多いという。
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