政府が公開(kāi)した調(diào)査によると、內(nèi)閣府、財(cái)務(wù)省、農(nóng)林水産省など17府省庁?機(jī)関の1,402人が、これらの「タクシー接待」の金品を受け取ったことがあるとの結(jié)果が出た。うち3人が現(xiàn)金を、55人が図書券などの金券を受け取っており、1,344人がビールやつまみ、スポーツドリンクなどの物品を受け取っていた。結(jié)果、「國(guó)家公務(wù)員法」に基づく懲戒処分を受けたのは、停職1人、減給11人、戒告21人、の計(jì)33人で、この他、118人に訓(xùn)告?厳重注意などの処分がなされた。
メディアから「居酒屋タクシー」と稱されたこの事件。國(guó)の財(cái)政を司る財(cái)務(wù)省で、なんと600人が関わっている。高まる社會(huì)からの非難に対し、事件の賠償金として額賀福志郎?財(cái)務(wù)相(當(dāng)時(shí))は給與1カ月分から20%を、財(cái)務(wù)省の幹部職員數(shù)名は給與の一部を、自主的に國(guó)庫(kù)に返納し、失墜した信用の回復(fù)のための態(tài)度を示している。
福田康夫前首相が中國(guó)大使館の建國(guó)記念パーティに出席した際の様子 冮冶(撮影)
日本の公務(wù)員がこれほど大規(guī)模に処分を受けたのはまれなことである。福田康夫?首相(當(dāng)時(shí))は、「人に指摘されるまで、行政自らが正すべきことができていない」と、この事件が公になってからの政府の相も変わらない自浄能力の欠如ぶりに不快感を示している。日本國(guó)內(nèi)のメディアは「これまで、政府は財(cái)政の立て直しを最重要課題とし、経費(fèi)節(jié)減の努力を謳っている。にもかかわらず、この事件により、官僚たちの本質(zhì)が依然として変わっておらず、血稅を私物化していることが明るみになった。國(guó)民の信用を失墜するのに十分である」と、さらに酷評(píng)している。メディアの中には、「形を変えた稅金の使い込みである」とも評(píng)しており、官僚のモラルの低さを批判している。
日本は規(guī)律性があり、成熟した社會(huì)システムがあると認(rèn)識(shí)されているが、それでもこのような問(wèn)題が起こるということが驚かされる。我々はこの事件から3つのことを?qū)Wばなければならない。一つ目に「公金は納稅者のもの」という意識(shí)を強(qiáng)化することである。そうすれば不當(dāng)な公金の使い方に対する多くの人のマヒした感覚も是正され、「納稅者に顔向けできない」行為も少しは低減し、公費(fèi)の浪費(fèi)に対し厳しい目を向けるようになるだろう。第二に、世論は公費(fèi)を無(wú)駄遣いさせないための監(jiān)督監(jiān)修の手段である。「自律」「自浄」の強(qiáng)化を願(yuàn)う世論の監(jiān)督監(jiān)修により、健康的な社會(huì)全體のシステムが保証されるというものである。第三に、どんな些細(xì)な禮品であっても、特権意識(shí)を生み、腐敗の原因の溫床となる。クリーンな政治には、小さなことから正していかなければならない。
「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」 2010年5月18日