「対日訴訟委託契約書(shū)」にサインする王蘭芬さん

「父はもうあの世に行ってしまいましたが、最終的な勝利を知らせてあげたい。だから私は、損害賠償請(qǐng)求を続けます」。日本に奴隷のようにこき使われたことの動(dòng)かぬ証拠である「華人労働従事證」を保有する天津市の崔慶雲(yún)さんの死去後、養(yǎng)女の王蘭芬さんが訴訟継承人となって、弁護(hù)士と「対日訴訟委託契約書(shū)」を結(jié)んだ。王さんは三実世紀(jì)総合法律事務(wù)所の童新政主任を訴訟代理人に選任して全権を委託し、日本の株式會(huì)社熊谷組に対して「第二次大戦期の日本の中國(guó)人強(qiáng)制連行?強(qiáng)制労働」について訴訟を起こしている。王蘭芬と弁護(hù)士は損害賠償を勝ち取ることに自信を見(jiàn)せる。『天津新聞』が伝えた。

父の想いを養(yǎng)女が引き継ぐ

1943年、崔慶雲(yún)さんは露店で飴を売る母親とほそぼそと暮らしていた。7月のある日、荷積みに出かけると、「良民証」を攜えていなかったという理由で、一臺(tái)のトラックに押し込まれた。そして8日間乗り物に揺られ、到著したところは日本だった。それから3年間、飛行場(chǎng)や弾薬庫(kù)の建設(shè)を強(qiáng)いられた。昨年10月11日、崔さんは突発性の急性心不全でこの世を去った。91歳だった。

崔さんは生前、三実世紀(jì)総合法律事務(wù)所の童新政弁護(hù)士に、損害賠償の請(qǐng)求と提訴を委託した。童弁護(hù)士は２度日本へ行って証拠を集め、崔さんが強(qiáng)制労働を強(qiáng)いられていたときに所屬していた株式會(huì)社熊谷組と接觸をはかった。証拠を集める中で、崔さんが當(dāng)時(shí)働かされていた弾薬庫(kù)を見(jiàn)つけただけでなく、中國(guó)人労働者が富士市の陸軍飛行場(chǎng)の建設(shè)に強(qiáng)制連行されていたことを裏付ける重要な資料を手に入れた。しかし崔さんの存命中には、損害賠償請(qǐng)求は大きな進(jìn)展は得られなかった。

崔さんは子どもがなく、配偶者もすでにこの世を去っていた。崔さん亡き後、日本側(cè)に対する損害賠償請(qǐng)求は続けていくのか。継続するのならば、誰(shuí)がその訴訟権利を引き継ぐのか。童弁護(hù)士と崔さんの養(yǎng)女の王蘭芬さんが話し合った結(jié)果、王蘭芬さんが崔さんの訴訟継承人となり、日本側(cè)に対して損害賠償を求めていくことになった。

父の最大の願(yuàn)いは日本側(cè)の謝罪

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