問二:日本は中國最大の輸入國であり、第3の投資國でもある。地震が発生して、中日の貿易構造や見通しはどう変わるか。
答:短期的には、日本の地震によって、中國の輸出にはある程度のメリットがあるかもしれない。地震による食料不足や粗鋼の需要の高まりにより注文が増えるだろう。しかし、この変化は一時的なもので、根本的に中日貿易の構造を変えることはない。
投資方面で言うと、一部の人が懸念しているように、日本企業の中國での投資が白紙になる可能性は高くないが、資金が逆流する可能性はある。日本企業自身も再建に參加しなくてはいけない。
逆に日本企業の國外での投資は増えるかと言うと、中國も対象となるチャンスがあると言えるだろう。しかし、それは中國経済の動向にもかかっている。日本企業の決定はいつも慎重で、地震が起きたからと言って、投資のリスクを見逃すことは無いだろう。