中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所外交研究室 呂耀東

2011年、日本の「外交青書(shū)」の巻頭言には、「（震災(zāi)後の）復(fù)活を果たすためにも、外交に全力で取り組む決意」とある。菅直人內(nèi)閣は震災(zāi)後復(fù)興を日本の內(nèi)政外交の最重要課題にしようとしていたが、野田氏は、首相になってまもなく全力で中國(guó)?韓國(guó)と安定した外交関係を構(gòu)築し、中日の戦略的互恵関係を推進(jìn)すると表明した。ところが、野田首相は、日本の対外関係の調(diào)整に著手する過(guò)程で、「ドジョウ哲學(xué)」で現(xiàn)実主義的な外交政策をとり、米國(guó)の世界戦略の東進(jìn)?アジア太平洋回帰を利用し、日米同盟という機(jī)軸を強(qiáng)化するプロセスで、価値観外交を展開(kāi)して対中乖離政策を進(jìn)め、アジア太平洋地域に防災(zāi)緊急時(shí)メカニズムを設(shè)立するという名目で、日米同盟を中心とした東アジアの新しい安全保障の枠組みを構(gòu)築している。また、日本は「非核化」を放棄する政策を選択し、一部のアジア諸國(guó)と原子力エネルギーで協(xié)力を強(qiáng)め、「南中國(guó)海」問(wèn)題の名を借りて、アセアン諸國(guó)やインドを懐柔し、中國(guó)に対抗しようとしている。

一、日本は全力で日米同盟関係を修復(fù)、強(qiáng)化

2011年の日本「外交青書(shū)」には「日米同盟は、日本の外交?安全保障の基軸であり、（中略）日米同盟を、21世紀(jì)にふさわしい形で、更に深化?発展させていく考えです。（別項(xiàng)）普天間飛行場(chǎng)の代替の施設(shè)に関する（中略）日本政府としては、この昨年5月の「2+2」共同発表を踏まえてしっかりと取り組むと同時(shí)に、沖縄県に誠(chéng)心誠(chéng)意説明を行い、理解を求めていく考えである。」とある。野田佳彥氏が國(guó)政に登場(chǎng)して以來(lái)、積極的に「日米同盟は日本の安全?外交における最大の財(cái)産である」と主張しており、日米同盟関係の強(qiáng)化を意欲的に進(jìn)めている。

（一）日本は、盛んに米國(guó)の日本被災(zāi)地に対する多角的な支援活動(dòng)を賛美している。2011年9月7日、民主黨政調(diào)會(huì)長(zhǎng)の前原誠(chéng)司氏は訪米し、「東日本大震災(zāi)と日米同盟」というテーマで講演を行った。そこで米國(guó)が行った日本被災(zāi)地に対する人道支援を賛美し、米軍が展開(kāi)した「トモダチ作戦」という震災(zāi)救済活動(dòng)に感謝を示した。また、「日米同盟の強(qiáng)化はアジア太平洋地域の平和安定に不可欠である」と強(qiáng)調(diào)し、日米同盟の被災(zāi)地復(fù)舊における重要性を述べている。

（二）日米は、両國(guó)の同盟関係の強(qiáng)化を再確認(rèn)している。まず、日米外相會(huì)談で同盟関係を強(qiáng)化していくことを確認(rèn)している。2011年9月19日、初めて訪米した玄葉光一郎外相は米國(guó)のクリントン國(guó)務(wù)長(zhǎng)官に、「日本は駐日米軍普天間飛行場(chǎng)の沖縄県內(nèi)移転を既定した日米協(xié)議を推進(jìn)する」ことを確認(rèn)している。両國(guó)は意見(jiàn)の一致をみて、日米同盟をアジア太平洋地域の「共同財(cái)産」として更に深化しようとしている。玄葉外相は、「野田內(nèi)閣は日米同盟を基軸に外交を展開(kāi)する」と表明。そして、日米首脳で同盟関係強(qiáng)化を更に進(jìn)めることを確認(rèn)している。9月21日、野田首相とオバマ大統(tǒng)領(lǐng)はニューヨークではじめて會(huì)談し、引き続き日米同盟を強(qiáng)化しようというコンセンサスを得た。野田首相は、「我々はこれを日本の外交の中核であるとこれまでも認(rèn)識(shí)しており、東日本大震災(zāi)後、更にその確信を深めた」と強(qiáng)調(diào)し、日米同盟強(qiáng)化を自分の任務(wù)として受け止めていると表明している。

（三）野田首相は、駐日米軍普天間飛行場(chǎng)の移転問(wèn)題の解決點(diǎn)を探り、日米同盟修復(fù)に努めている。日米首脳がニューヨークで會(huì)談したとき、野田首相は、日米協(xié)議に基づき、飛行場(chǎng)を沖縄県名護(hù)市辺野古に移転することを承諾した。9月27日、衆(zhòng)議院予算委員會(huì)の會(huì)期中、玄葉外相は普天間飛行場(chǎng)の米海軍陸戦部隊(duì)の機(jī)動(dòng)性と緊急性を強(qiáng)調(diào)し、「東アジア地域に近い沖縄には、なんとしても海軍陸戦部隊(duì)が必要である」と指摘した。10月25日、野田首相は訪日した米國(guó)國(guó)防部のパネッタ長(zhǎng)官との會(huì)見(jiàn)時(shí)に、「日米同盟の根幹は安全問(wèn)題にある。日本は米國(guó)と緊密な協(xié)力関係を保ち、防衛(wèi)力向上に盡力する」と述べた。パネッタ長(zhǎng)官はこれに答え「日米両國(guó)が50年以上培ってきた同盟関係は太平洋地域の安全保障の基礎(chǔ)である」といい、お互いに日米関係の重要性を確認(rèn)した。

二、日本の対中政策の不確実性

　野田首相は政治の舞臺(tái)に登場(chǎng)してすぐ、日本と中國(guó)は多層的、多角的な交流と協(xié)力関係を強(qiáng)化、両國(guó)國(guó)民の感情を改善して、全力で日中両國(guó)の安定した外交関係の構(gòu)築に盡力すると表明した。だが、釣魚(yú)島領(lǐng)土主権問(wèn)題や、東中國(guó)海の権益問(wèn)題などでは、中國(guó)に対する強(qiáng)硬姿勢(shì)をとり続ける傾向が見(jiàn)られる。

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