(一)中日の戦略的互恵関係を引き続き推進(jìn)する意思を表明しているが、東中國(guó)海や釣魚(yú)島などの問(wèn)題では摩擦を引き起こしている。9月6日、首相に選出された野田佳彥氏と溫家寶総理は電話會(huì)談を行い、共に両國(guó)の戦略的互恵関係を深めていくというコンセンサスを得ている。11月3日、野田首相はG20サミットで胡錦濤主席と短い話し合いをもち、11月12日、米國(guó)のハワイで開(kāi)催したアジア太平洋経済協(xié)力(APEC)の會(huì)議期間中に最初の正式會(huì)談を行った。野田氏は再び?xùn)|日本大震災(zāi)発生時(shí)の中國(guó)の援助に感謝を表し、さらに中日両國(guó)の戦略的互恵関係を深めていきたいと要望した。
しかし、2010年9月に発生した「釣魚(yú)島漁船衝突事件」で中日関係は低迷し、日本政府は釣魚(yú)島の領(lǐng)土主権問(wèn)題の本質(zhì)を無(wú)視して、両國(guó)の外交、防衛(wèi)部門(mén)の間でのホットラインの開(kāi)設(shè)など、表面的な措置を取るにとどまった。しかも同時(shí)に東中國(guó)海問(wèn)題で中國(guó)に迫ってきて、南中國(guó)海問(wèn)題を借りて事態(tài)を拡大しようという意図があった。
(二)日本は同盟國(guó)である米國(guó)の対中戦略の意図を呑んで、極力「南中國(guó)海問(wèn)題」を國(guó)際化しようとした。野田氏が政権を握ってから、日本のアジア外交政策は大幅に調(diào)整された。その外交ポイントは民主黨が政権黨になった初期から東北アジアを重視し、日中、日韓関係を発展させることにあったが、徐々に日本とアセアンや東南アジア諸國(guó)との関係の発展ぶりが目立つようになり、日本は地域の安全局面を亂そうと狙い、「南中國(guó)海問(wèn)題」の多面化、國(guó)際化を図った。世界戦略のアジア太平洋地域への回帰に伴い、米國(guó)は「南中國(guó)海問(wèn)題」への介入が頻繁になり、同時(shí)に東アジアサミットをアジアの安全や政治メカニズムのプラットホームにしようと企てている。これに対し、日本とフィリピンなどが積極的に呼応し、戦略上から米國(guó)を受け入れ、本來(lái)、二國(guó)間の範(fàn)囲だった「南中國(guó)海問(wèn)題」を多極化メカニズムに組み入れようとしている。このため、日米首脳は更に同盟関係の強(qiáng)化を確認(rèn)し、同時(shí)に南中國(guó)海海域のいわゆる「航行の自由」を保証しようと盡力しているのだ。
(三)日米同盟の強(qiáng)化のために、価値観外交で中國(guó)を牽制しようと企てている。野田氏が首相になってから、日米関係の重要性を確認(rèn)し、積極的に価値観外交を展開(kāi)している。玄葉外相は10月行った日韓外相會(huì)談で、「両國(guó)は生死存亡にかかわる利益を共有している」と強(qiáng)調(diào)していた。また、その後、訪問(wèn)したインドネシア、マレーシア、シンガポールのアセアン三國(guó)では、日本の共同通信社がこの玄葉外相の外遊を「日米同盟を機(jī)軸として、アジア民主諸國(guó)の協(xié)力體制を強(qiáng)化し、臺(tái)頭する中國(guó)を牽制するものであった」と報(bào)道している。すなわち、玄葉外相の一連の東アジア外遊は日米同盟の強(qiáng)化を背景としており、「アジア太平洋地域で共同の価値観を持つ戦略的パートナーとの友好」を拡大する意図があったといえる。
三、中國(guó)と日本は戦略的互恵関係の継続?推進(jìn)を確認(rèn)