中國人の男が駐韓日本大使館に火炎瓶を投げた事件で、韓國警察當局は逮捕狀を取り、取り調べを行った。調べに対し、男は母方の曽祖父が抗日義士だったと話している。警察當局は動機について、日本に対して怒りを抑えきれず、自身の行為に誇りと満足を感じたと発表した。「環球時報」が10日付で伝えた。

事件を擔當するソウルの鍾路警察署によると、男は母方の祖母が1942年ごろに日本軍によって慰安婦として韓國の大邱（テグ）から中國に送られたと主張。また、抗日運動に參加した曽祖父がソウルの西大門刑務所に入れられ、拷問を受けて死亡したとも話している。西大門刑務所を見學した男は曽祖父が拷問死させられる様子を思い浮かべ、さらに日本の慰安婦問題における無責任な態度に怒りを抑えきれず、祖母の誕生日である1月8日に日本大使館に火炎瓶を投げ込むことを決心したという。

また報道によると、男は靖國神社の門が放火された事件についても犯行を認めた。供述によると、昨年12月25日に日本の福島県でガソリンを購入し、26日未明に靖國神社の門に放火し、石碑に火炎瓶を投げて逃げた。中國に帰國すれば捕まると思い、その日の午前に飛行機で韓國に向かった。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2012年1月10日

関連ニュース

• 北京の日本大使館、面積オーバーで移転不可　ネットで波紋
• 靖國神社放火前にネットで予告　韓國人の犯行か
• 靖國神社で放火　ネットに犯行予告の書き込みも
• 野田首相、任期中の靖國不參拝を再表明
• 靖國神社參拝しないとの野田首相の発言
• 日本の右翼分子が軍服を著用して靖國神社を參拝
• 菅直人首相の靖國神社不參拝になんと批判の聲