環球網によれば、現地時間1月8日午前8時18分頃、劉と名乗る中國籍の男性が韓國ソウル市內の日本駐韓國大使館に火炎瓶4本を投げこんだ。事件発生後、劉は韓國警察に取り押さえられた。韓國紙?東亜日報の1月10日の報道では、劉と共に韓國に入國した日本人女性に、事前にこの事件を知っており事件の幇助をした疑いがもたれている。
劉は現地時間10日、ソウルの鐘路警察署で東亜日報の取材に答えた。「私は祖母からひどい目にあったことを聞いて、いまだに反省しない日本に強い憤りを感じている。昨年12月、日本と韓國が首脳會談を行った際、日本が『慰安婦問題』をあいまいに回避したことも非常に不満だ。それで、東京の靖國神社に放火し、今回の件も自分がやった」といっている。
しかし彼は、「日本人は嫌いじゃない、歴史を反省しない日本の態度に怒りを感じているだけだ」ともいっている。
劉は取材に対し、「自分の日本人の女友達も、日本の歴史に興味を持っている。今回、日本に火炎瓶を投げ込んだのも、彼女が一緒に準備をし助けてくれた」と話すものの、具體的な援助の內容について聞くと返答を拒否した。韓國警察によれば、たしかに劉と共に韓國に入國した日本人女性がいたが、彼女は1月1日、すでに日本に帰國しているという。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2012年1月11日