敗戦國が「正常」というステータスを取り戻す取り組みが成功するか否かについては、その「正常化」の目標設(shè)定、戦略的手段、関連する條件が備わっているかを見る必要がある。安倍內(nèi)閣は侵略の歴史を否定すると同時に、隣國に対して強硬な対抗政策をとり、「軍事臺頭」により戦後の束縛を振り解こうとし、アジア太平洋の安定を著しく損ねており、地域の國家間の関係を分裂?対抗の崖っぷちに追いやっている。安倍首相の就任以來、東アジアの良好であった地域內(nèi)の協(xié)力の流れも妨害を受け、中韓両國の日本との関係が膠著狀態(tài)に陥った。安倍首相率いる日本を目の當たりにした國際社會は、その「國家正常化」に安心できるはずがない。

安倍首相の路線は、日本を國際社會の対立面に向かわせている。潘基文國連事務(wù)総長は日本の指導(dǎo)者に対して、歴史を正視し深く反省するよう求めたが、安倍內(nèi)閣は敵意をむき出しにし、強く反発した。これは日本が1933年に中國の東北地區(qū)で覇を唱え、國際社會の批判を浴びて國際連盟を脫退した歴史の一幕を連想させる。2014年の今日、安倍首相に率いられる日本は、再び世界の対立面に立とうとしているようだ。

安倍首相の率いる日本は、第一次世界大戦前のドイツ、第二次世界大戦前の自國の過ちを繰り返しているようだ。世界の平和を愛するすべての國の人々はこれを警戒し、人類が再び戦爭の深淵に引きずり込まれることを阻止しなければならない。（筆者：楊伯江　中國社會科學院日本研究所副所長）

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2014年2月24日

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