日本は「第二列島線」によって中國(guó)を封じ込めようとしている。日本の統(tǒng)計(jì)によると、パラオの25％の人は日系の血統(tǒng)を持つ。パラオの激戦地となったパリリュー島には今も、「西太平洋戦沒(méi)者の碑」があり、天皇夫婦もここを訪問(wèn)することになっている。天皇訪問(wèn)は戦沒(méi)者の慰霊のためとされるが、安倍首相の目論見(jiàn)はこれにはとどまらない。冷戦後、米國(guó)は「3つの列島線」という區(qū)分を打ち出したが、パラオは「第二列島線」に位置し、中國(guó)に対する「C字型包囲圏」を形成している。中國(guó)海軍は2013年7月、日本を越えて西太平洋での訓(xùn)練を行い、「第一列島線の突破行動(dòng)」が成功したものとみなされた。米日軍事同盟の「封鎖」の陰謀は破綻しつつある。中國(guó)はさらにここ數(shù)年、太平洋の島國(guó)に急接近しており、フィジーなどとは特に密接な関係を結(jié)んでいる。

安倍首相はこうした狀況を前に、中國(guó)をよけた「自由と繁栄の弧」に続き、「第二列島線」の作用の発揮を急いでいる。そのため安倍首相は天皇を持ち出し、80歳を越えた天皇をパラオに派遣する措置に出たのである。日本が歴史問(wèn)題に名を借りてパラオをことさら重視している裏には、パラオを米日同盟へと引きつけ、共同で中國(guó)に対抗し、中國(guó)の太平洋地區(qū)における活動(dòng)をさらに制限するねらいがある。

日本の「島國(guó)外交」戦略の展開(kāi)にはさらに、「常任理事國(guó)入り」に道を整えるという意図もある。日本は最近、「島國(guó)外交」を集中的に展開(kāi)している。天皇は1月、日本を訪れたミクロネシアのモリ大統(tǒng)領(lǐng)と會(huì)見(jiàn)した。日本とパラオはさらに、今年5月に福島県いわき市で開(kāi)かれる「太平洋?島サミット」で共同議長(zhǎng)を務(wù)める。両國(guó)は會(huì)談で、島サミットでの協(xié)力強(qiáng)化にも同意した。

「太平洋?島サミット」は1997年に始まり、3年ごとに日本で開(kāi)催されている。このサミットはこれまでほとんど注目を受けてこなかったが、その大きな原因の一つは、日本がこのサミットを「票田」として利用していることがある。日本は、経済や技術(shù)などを通じて太平洋の島國(guó)を支援し、常任理事國(guó)入りなどでの支持を取り付けようとしている。日本外務(wù)省のある高官は、「これらの島國(guó)は國(guó)連での投票によって日本を支持することができる」と語(yǔ)っており、これを利用しようとする意図は明らかだ。

?中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)?　2015年2月8日