21世紀に入り、中國のファッションは新たな段階に入った。中國人の見識も広がり、ファッションも前提性やマニア性、流行性を備えるようになると同時に、個性や慣例、最新の理念を具えたものになる。中國はまだ完全な國際人としての視點を備えていないも斧、既に「地球村」の一因となった。また人々が今年の流行を語る時、それは中國人自身の流行ではなく、グローバルな流行を意味することになった。中國人のファッションが國際化したことを表す。
流行は人々の目を眩ませ、他人の意見に惑わされずに自分の好みを貫き、ファッションのイメージの受け手も寛容になった。違法でさえなければ、著たいものを著ればよいのだ。
新世紀に入ってからのこの10年あまりで、女性のファッションはワンピースから肩を強調したスーツ、ボックスプリーツ、バックパック、ショートブーツ、さらにはごてごてしたネックレスやギャザーの裝飾などが若者の人気となった。こうしたジプシーファッションがここ數年流行しているのは偶然ではない。先進國で1960年代に流行したヒッピーや1980年代のパンクに続く、伝統的であると同時に現代社會への反逆を意味する表現形式だ。當然これは、人間が情報時代の喧騒に飽き、コンクリートのビルとガラスの壁に囲まれたビジネススーツに疲れ、昔の自由で気楽な生活を望んでいることの現われとも言える。つまり人々は機械や電子の時代とは相容れない、荒削りで豪快なものを求めていると言える。これこそ21世紀の人間の素樸な願望の現われなのかも知れない。
「人民網日本語版」2009年9月8日
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