今年、中國(guó)中央テレビ(CCTV)のドキュメンタリー専門チャンネルが開設(shè)された。これにより、中國(guó)では番組制作から放送、マーケティングに至るまでの川上?川下産業(yè)チェーンが大きく刺激を受け、中國(guó)ドキュメンタリー作品の世界進(jìn)出が注目を集める話題となった。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。
▽テーマは? 外國(guó)人が知りたいのは普通の中國(guó)人の生活
ドキュメンタリー作品の研究者であり、制作者でもある北京師範(fàn)大學(xué)の張同道教授は、「世界的に見ると、中國(guó)に関する多くのドキュメンタリー作品が大きな成功を収めており、影響力も大きい。しかしこれらの作品は主に歐米人が撮影したものであり、中國(guó)人が好むようなドキュメンタリー作品は外國(guó)ではなかなか売れない。これは、中國(guó)のドキュメンタリー作品をいかにして世界に打ち出すかという問題に関わってくる。例えば、我々は北京と言えば萬里の長(zhǎng)城、故宮、天安門ばかりだ。しかし外國(guó)人は過去から現(xiàn)在に至るまで、北京人がどのように生活してきたかを知りたがっている。文化財(cái)、歴史のほかに我々が世界に打ち出せるものは何があるだろう?」と語る。
北京ラジオ映畫テレビ番組取引センターの程春麗副総経理は「我々の番組制作能力は、中國(guó)関連番組に対する世界のニーズに追いついていない」と語る。
NHKエンタープライズ國(guó)際事業(yè)センター経営主幹の天城靱彥氏は「中國(guó)で今発生している全てのことを、ドキュメンタリー化することができる。我々は、この國(guó)で発生する変化が、世界に対してだけでなく、一般市民に対してどんな影響を持つのかを知りたい。世界に中國(guó)人について知ってもらうには、2種類の方法がある。1つ目は、著名人に取材すること。彼らの変化は説得力がある。そしてもう1つは一般市民に取材することだ。そうすればより庶民の生活を見ることができる」と語る。