香港「大公報」紙は、3月3日から開催される第11回全國人民代表大會第2回會議、3月5日から開催される第11回中國人民政治協商會議第二回會議(以下は2009年の「両大會」と略稱)では、代表や委員の座席の配置に、平等の原則を具體的に表すことが検討されていると報道した。この座席調整は、「両大會」が開催されてから初めてで、代表と委員の參加を根本とすることを目的にしている。
もともと座席の配置は、まず省、直轄市、自治區の順序で、次は分野に則って順序を決め、代表と委員の苗字で座席を決定してきたが、この配置は何十年も変わっておらず、代表や委員の座席はほとんど固定していた。
今年の「両大會」では、座席の配置が初めて調整されることになり、今回の「両大會」での一つの優れた點として、代表や委員が実感できる著しい変化だ。
周知のように、毎回の全人代は5回の會議で構成されているが、具體的な座席の調整方法は、まず代表と委員を平均に5つ分け、それぞれの會議で座席の位置を順番に変えるというものだ。
ある人は、「代表と委員の座席調整は、平等な參政権の重視を強調する。代表と委員たちは中國の政治の上で代表的な人たちであり、代表と委員らの參政権を重視することは、人々の平等な參政権への重視を示している」と分析する。
「チャイナネット」 2009年2月24日 |