日本は中國の海洋軍事演習に不満
「環(huán)球ネット」:最近日本の防衛(wèi)大臣が、宮古島?石垣島?與那國島などの先島諸島に自衛(wèi)隊を配備することを検討すると表明しました。巖國先生は未來の中日間の軍事関係においてどのような変化が生じるとお考えですか。
巖國哲人氏:中國は現(xiàn)在遠洋で軍事演習行為を行っています。私は、日本國民は決してこれを喜ばずまた歓迎しないと思います。現(xiàn)在、米國も日本も、國のリーダーがまだ就任後間もない狀態(tài)です。中國のこのような行為は國の脅威とまではなりませんが、一種の威嚇とはいえるでしょう。ですから、日米両國はともにこの問題をしっかりと注視していくことになるでしょう。
しかし、事実として、現(xiàn)在の民主黨政権の反応は決して強いものではありません。もし自民黨政権であったら、もっと強い反応を示していたでしょう。日本の民主黨政権は、中國に親近感を持っており、中國の行為に対して比較的寛容です。中國の行動について、基本的には見て見ぬふりをする、というスタンスです。
この度の參議院選挙前、自民黨は、民主黨の立場が不安定で、また中國に対し弱腰で日本を守る意思がない、と批判しました。そのため、民主黨は、今また自民黨に自分たちが弱腰であると好き放題に言わせるわけにはいかず、中國に対して適當なリアクションを示す必要があります。
つまり、民主黨は、自民黨から、対中外交が弱腰で日本の國土と國民を守る意識がないと言われたくないのであり、中國の行動に対するリアクションも國民に対する一種のパフォーマンス的要素があるのです。これもまた、日本のメディアが最近中國の遠洋軍事演習に対して強い反応を示す原因の一つであると思います。