資料寫真:日本自衛隊の2012年富士総合火力演習
日本自衛隊の規模は大きくない。現在の隊員數は約24萬7700人で、このうち陸上自衛隊が15萬1000人、海上自衛隊(航空兵を含む)は4萬5500人、航空自衛隊は4萬7000人となっている。日本の毎年の國防予算は、GDPの1%弱に達する。2012年度の防衛予算の申請額は4兆8000億元(約625億ドル)に達し、自衛隊員1人當たりに使用される軍事費は25萬ドルを上回り、世界でもトップ10に入る。
全體的に見て、日本の軍需工業は比較的発達しており、技術水準が高い。しかし日本の軍需工業には、二つの致命的な「弱點」が存在する。
一つ目の弱點は、「內需の不足」だ。自衛隊の武器の需要には限りがあり、「武器輸出三原則」の制限を受けている。武器?裝備の発展においても、質と量のバランスが取れていない。この問題の解決は難しい。日本製の武器?裝備の多くは、「高品質?高価格」で、大量に調達し配備することが不可能だ。戦爭が勃発した場合、持続的な作戦能力を持つかも不明瞭だ。
二つ目の弱點は、「米國による制限」だ。日本の武器開発は、米國により厳しく抑制されており、一部の重大なコア技術は完全に米國に管理されている。日本の電子情報工業は非常に発達しているが、高性能の艦載用フェーズドアレイレーダー、データリンク裝置、早期警戒機等の重要設備は、米國から直接輸入する必要がある。