インドの『エコノミックタイムズ』紙は8日、インドのメディアは、たとえインドの経済成長率が中國をわずか0.25%上回っても、インドの外資誘致やより速い経済成長の促進においてプラスになると考えていると報道した。
あるインド政府の高官は8日、インドの2009年1~3月期の景気見通しは中國より明るいとの考えを示し、「中國は過度に輸出に依存しているため、09年第1四半期のGDP成長率は低くなる」と指摘した。そして「統計データでは、インド2008年4~6月と7~9月の2つの四半期の経済成長率はそれぞれ7.9%、7.6%で、10月~12月期のGDP成長率は中國の6.8%を下回る可能性があるが、私たちの金利政策は需要を刺激し、2009年1~3月期の経済成長率は中國を上回るだろう」と分析する。
報道では、中國の2008年第4四半期の経済成長率の低下は、インドのGDPが中國を追いつき追い越す自信をインド當局に與えており、先進國の景気減速による中國の損失はインドより大きいとしている。
インド経済諮問委員會(EAC)のメンバーであるジャー氏は、仮にインドのGDP成長率が中國を上回ったとしても驚くべきことではなく、「中國の経済情勢はインドより深刻で、輸出縮小の中國への打撃は非常に大きい。インドの経済成長の多くは內需がけん引しており、そのうえインドの農業経済は、中國に比べてより弾力性がある」と話す。
「チャイナネット」2009年2月9日 |