トヨタが今回の地震で最大の被害を受けた企業であることは間違いない。同社は17日、「九州地方で発生した地震によりサプライチェーンが斷裂、4月18日から23日にかけて全面的に生産を停止する」と発表、三菱UFJのアナリストは「今回の地震によるトヨタの第二四半期の損失額は300億円に達する見込み」との報告を発表している。
同様の被害はホンダ、日産、三菱といったメーカーにも見られ、ホンダと三菱も數日間生産を停止、日産工場は幸い震源からやや離れた福岡県內に位置したため、長期的な生産停止は避けられそうだ。
自動車産業以外にも、ソニーをはじめとする電子機器製造業も被害を免れてはいない。地震発生後、長崎県と大分県に位置するソニーのイメージセンサー工場は順次生産を再開しているが、熊本工場は依然一時停止狀態だ。同社のセンサー技術はアップル社のiPhoneといった各種スマートフォンのカメラに幅広く利用されているため、各攜帯メーカーも生産に大きな打撃を受けている。モルガン?スタンレーのアナリストは「iPhone7」の発表が延期される可能性もあると分析している。
? 「災害をバネに前進する」日本企業
地震多発國?日本の相當數の企業が、地震対策の問題では「プロフェッショナル級」といえる。