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中國の若者にも親しまれている裏千家茶道 |
発信時間: 2009-01-22 | チャイナネット |
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茶道裏千家の千玄室大宗匠は1979年11月、代表団を率いて中國を訪問し、鄧小平副主席に會見して獻茶した。その時、鄧小平副主席は、「裏千家茶道がこれから中日友好の架け橋になるよう期待している」と述べ、裏千家と中國との交流はこの時から始まった。 その後、裏千家の前家元である千玄室大宗匠と現在の第16代家元の千宗室坐忘斎宗匠が中國を訪問し、江沢民主席や胡錦濤主席など多くの中國の指導者と會見している。 1、大學生に親しまれている茶道 中國の北京外國語大學、北京仏學院、南開大學、大連外國語學院など多くの大學には茶室が設けられており、學部や修士課程の學生の選択または必修科目になっている。 北京で茶道を指導している裏千家の坂井晴美さんによると、茶道に興味を持つ學生はどんどん多くなっており、茶道関係の內容を卒論のテーマに選ぶ學生も増えてきたという。茶道は場所が限られるため、授業に參加する學生數も限定される。そして長い期間待っても授業を受けられない學生が現れたことから、クラブ活動という形で、學生たちが參加できるお茶の會が開催されるようになった。 1994年9月には「天津商學院裏千家茶道短期大學」が発足し、中國語に興味を持つ日本人向けの「中日文化」と、中國人の學生を対象とする「日本料理」の2つの學科が設けられた。そしてこの學校で學んだ學生たちは、中日両國の経済や文化の各分野で活躍している。
2、中國で頻繁に行われる茶道の交流會 日本大使館と裏千家が主催する毎月の定例お茶の會は、多くの人が近い距離で茶道を體験できる場で、參加者は大學生、研究員、外資系企業の人たちが多い。茶道の歴史や特徴、具體的な作法が紹介され、抹茶とお菓子を楽しめ、自分でお茶を立てることもできるようになっている。 定期的に開催されるお茶の會のほかにも、大規模なお茶の會もある。2006年6月には裏千家の100回目となる訪中団350人が北京の人民大會堂で盛大な茶會を開催し、2008年3月の「中日青少年友好交流年」開幕式でも茶道が披露され、胡錦濤主席も出席してお茶を楽しんだ。
3、抹茶とお菓子は日本から直送 裏千家の北京駐在員によると、中國ではまだ日本の茶室が少なく、北京では中日青年交流センターと北京外國語大學など數カ所しかないため、人民大會堂や大學、學術機関で茶會をする時は、畳や屏風などで仮の茶室を作り、棚や釜を並べることが多いという。また茶道用の抹茶は中國では売っていないため日本から直送され、お菓子も日本から郵送されるか駐在員の奧さんたちが手作りするのだそうだ。
4、茶道初心者の感想は? 今回のお茶の交流會では、初心者の人たちから、紅茶やジャスミンティーではお茶をたててることができるのか、泡の多さはそのお茶の優劣を判斷する基準なのか、茶碗の正面はどうやって分かるのかという質問が出された。 大學生の李さんは茶道に參加した感想について、「アニメには畳がよく出てきますが、実際に體験できてよかったです。お茶は苦いと聞いていましたが、思ったほど苦くなかったです」と茶道に新鮮な感じを受けたと話す。またある若い女性はこう洩らす。「靜かでした。現代のパーティのように歌や踴りがあるわけではないのですね。でもお茶を飲むだけで、こんなに様々な動きがあるのは大変だと思いました」
「チャイナネット」2009年1月22日 |
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