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読者: ?中國は日本を侮っているとは思わない?
発信時間: 2009-04-24 | チャイナネット

チャイナネットが3月30日に、在日本中國人學者の劉迪さんが書いた文章『日本はどうして中國に侮られるのを恐れるか』を掲載し、その記事を見た宮田さんは次のような意見を寄せた。

 

関連ニュース:日本はどうして中國に侮られるのを恐れるか

 

確かに、最近の日本の新聞やブログ等の評論の中には、明にせよ暗にせよ「中國に侮られるな」というような論調が見受けられます。

中國に関するこのような情緒的な口調は、既に目新しいものではなく、ある意味「慣れて」しまったので、特別気にも止めなかったのですが、中國から指摘されますと、やはり考えなければいけないですね。

先ず、彼らが主張するように、中國は日本を侮っているのでしょうか。私はそう思いません。

(中略)

そもそも、中國の伝統思想である所謂「中華思想」とは、自らの文明を非常に誇ると同時に他文明をも深く尊重するという豊かな包容力を有する思想です。また、例え一時的に他民族と敵対しても、中國人というのは自分の弱點を熟知しており、また「驕れる軍は必ず敗れる」という道理を理解していますから、そう簡単に相手を侮ることはないでしょう。

では、何故(一部の)日本人は「中國に侮られる」と感じるのでしょうか。その様々な要因は、この文章でも分析されていますが、以下、私なりに考えた中國側と日本側の雙方の要因を加えたいと思います。

先ず日本側の要因ですが、やはり「単一民族幻想」があると思います。単一民族幻想を抱いている民族というのは、往々にして自民族至上主義ですから、他民族に対し多かれ少なかれ軽蔑感を持っており、その反動として、他民族からの軽蔑を極度に恐れる傾向があります。単一民族主義者の思考には「自分もそうだから他人もそうに違いない」という癖があり、「日本がこれほど中國を軽蔑しているのだから、中國もきっと日本を軽蔑しているはずだ」と思い込むのです。そしてそれが、中國を更に軽蔑する動機とエネルギーになるのです。

実際上、日本を最も侮っている國があるとすれば、それはアメリカだと思うのですが、何故「アメリカに侮られるな」とはあまり言わないのかというと、日米「同盟」が損なわれますし、「慘め」だからでしょう。大部分の日本人はアメリカが大好きですから。アメリカに侮られている事を認める位なら、いっそ「中國に侮られた!」と叫んだ方がいいわけです。國益を守り、自尊心を損なわず、「嫌中」を煽って民族団結もできますから。

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