菅首相、福島原発事故にも言及して中國紙に寄稿

日本　－復興，そして新生への道－

日本國首相　菅直人

3月11日，14時46分。我が國は観測史上最大規模の地震に見舞われ，その大災害からの復舊?復興に向け，國民の総力を挙げて取り組んでいるところです。今回の地震?津波による死者?行方不明者數は外國人の方々も含め，27000人以上にのぼります。

今回の震災では、日本に滯在中の中國人も被害に遭われています。今回の災害でなくなった中國國民の冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方々、被害を受けた方々に心よりお見舞い申し上げます。

3月11日以來，日本は，國際社會及び世界中の友人からの支援によって強力に支えられています。日本國民を代表して，130以上の國々，40近い國際機関，多くの非政府組織及び世界中の人々から受けた多大なご支援と連帯の表明に対し，心より感謝申し上げます。日本國民は，世界中の友人が示してくれた「絆」に深く感謝するとともに，「まさかの友は真の友」という言葉を強く実感しています。

我が國にとって永遠の隣國である中國からは、地震直後から胡錦濤國家主席から天皇陛下へ、溫家寶総理から私へのお見舞いを始め、政府からも人民からも暖かい勵ましとお見舞いの言葉をいただきました。また、胡錦濤國家主席をはじめ多くの方々が我が國の大使館に足を運ばれ、今回の災害の犠牲者の冥福を祈るために記帳をしてくださいました。さらに中國各地から多くの方が被災地の人々を勵ますべく、書畫や千羽鶴などを大使館に寄せていただきました。