資料寫真:國民新黨の亀井靜香代表
次に、自民黨內の各派が総裁選をめぐり権力の再編に動き出していることだ。民主黨のほか、自民黨の総裁選も9月に開かれる。外部では広く、石原伸晃現幹事長、石破茂元政調會長らが谷垣禎一総裁にとって強力な挑戦者になると考えられている。小泉純一郎元首相の次男の小泉進次郎青年局長は先ごろ、総裁の座を爭う考えがあると表明。これを受けて各派が幅広く説明して対応している姿勢は、民主黨と比較して勝りこそすれ決して劣らないと言えるだろう。
最後に、衆院総選挙をめぐり、石原慎太郎氏や橋本徹氏を核とする政治の「第3極」がいつでもスタートできるようすでに體勢を整え、民主黨と自民黨と総選挙を爭う決意を示していることだ。小泉氏の退任後、日本の政局は6年このかた毎年それぞれの様相を呈し、「大勢で騒ぎたて、あちらが退場すればこちらは登場する」といった亂現象が出現。すでに國民はこれに嫌気をさしており、こうしたことから、石原東京都知事と橋本大阪市長をリーダーとする政治家が政治の「第3極」を創設するとのスローガンを提起。橋本市長は「大阪維新の會」と橋本塾から若い優秀な者を選んで衆院総選挙に參與させる決意を示し、石原都知事も「石原新黨」を組織して総選挙に積極的に參加する考えを持っている。
増稅法案に関して、野田首相の態度は斷固としており、総選挙の繰り上げ実施もいとわない構えから、各界は年內に総選挙を早めて行う可能性は非常に高い。その際、民主黨が政権を引き継ぐにしろ、自民黨が政権を再び奪うにしろ、あるいは民主黨と自民黨が連立を組むにしろ、さらに新しいダークホースが首相の座を奪ったとしても、恐らく日本政界の混沌とした局面が落ち著くのは難しいだろう。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年4月13日