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日本の大型巡視艦 その不足點とは

日本の大型巡視艦 その不足點とは。

タグ: 海上権益保護 巡視艦 不足

発信時間: 2012-04-20 11:28:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

海洋権益の重視は、すでに世界各國の共通認識となっている。國家利益追求のもと、それぞれの領海等海洋権をめぐる紛爭もしばしば発生している。米國のような世界的海上強國でも、北極海付近ではロシア等の國々との海上権益についての爭いを抱えている。しかしその一方で、前世紀のフォークランド紛爭のような大規模な海上戦が勃発する可能性は低下している。比較的複雑な領海環境を持つ國は、的確にその海上利益を守ると同時に、事前の想定が困難なあらゆる突発的事態に対応していかなければならない。複雑で緊迫した海上対峙活動は、必ず新型巡視船の研究を促すことになる。

まず、大型の戦闘艦艇は適切ではない。各國の海上権益紛爭は、絶えずその狀況が変化していくものであり、初めは小さな矛盾や紛爭であることが多い。大型の戦闘艦艇はその能力や裝備の上で絶大な優勢を占めることができるが、矛盾を激化させ、非難を受けやすい。しかも、現代の海上戦は全て連攜プレーであり、単獨で1、2隻の軍艦を派遣したところで、発揮できる作用には限りがある上、莫大な費用がかかってしまう。隣國との間に複雑で長期的な海上紛爭を抱える國にとって、大型軍艦の派遣は負擔が大きい割には、それだけの価値が得られない選択と言えよう。

次に小型巡視艇だが、これも要求を満たすことはできない。大型軍艦の費用対効果が低いのであれば小型巡視艇を使えばよいという聲があるかもしれない。だが、海洋國土の広大な國にとって、小型艇の能力には限りがあり「持久戦」に弱い。港から遠い海域で戦略を展開していきたい場合、小型艇では明らかに無理がある。

第三に、現有の大型巡視艦にも不足がある。日本の海上保安庁は、排水量世界最大の巡視艦や、排水量2000トン以上の大型巡視船を多數裝備し、ヘリの離著陸を行え、一定の自衛用武器裝備も備えている。このような大型巡視艦は低速性や単獨能力において比較的要求を満たすものと言えよう。しかし、周辺に複雑な環境を抱える國にとっては、その機動性に乏しい。もし急な銃撃戦が発生した場合、この種の大型巡視船の限られた自衛能力では弱すぎる。特にここ數年、多くの國で地対艦ミサイルやミサイル艦が導入されている。これらミサイルによる海上攻撃に対し、大型巡視艦で対応することは非常に難しい。

従って、海岸線が長く海洋國土の広大な國は、米國の沿海域戦闘艦モジュール化の設計路線を參考にすることができる。モジュール化した開放式の船體プラットフォームを建設し、それぞれの任務に応じて適切な任務モジュールを配備することで複雑な海上闘爭のニーズに対応するとともに、將來的に発生する可能性のある突発的衝突においても主導権を握ることができる。

「中國網日本語版(チャイナネット)」2012年4月20日

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