五輪の表彰臺で花束を振りながら観客に挨拶する選手たちの姿が輝かしい。 その花束に開催國は獨(dú)自のメッセージを託けている。2000年のシドニー五輪はオーストラリアの國花アカシア?ピクナンタ (英語名:ゴールデン?ワトル) で、2004年のアテネ五輪はオリーブでした。北京五輪の場合は、國花ではないものの、世界で親しまれているコウシンバラで、色は「中國の紅」と言われている赤色である。 中國原産のコウシンバラは中國の十大花の一つで、中國では北京を含む50あまりの「市の花」に選ばれている。夏も冬もなく隔月に咲くので、「月季」と名が付いている。赤、ピンク、黃色、白などの色があるが、五輪の花束に選ばれたのは「中國紅」という赤色の花である。というのは、中國人にとってこの色は、「元?dú)荬浠顨荬艘绀欷毪趣趣猡恕ⅳ幛扦郡ぁ⑿窑弧⒖鞓Sなどをもたらす」縁起のいい色だからである。 「月季」とともに花束になる花卉には、真っ赤な実を付けている「火龍珠」がある。実が赤いうえ、名前に「火」がついているので、花束や花輪の材料として好かれている。「火」という言葉は、中國語では、「隆盛、繁盛」などの意味としても使われている。 このことから、北京五輪の花束の名前は、赤い「月季」の「紅」の字と、「火龍珠」の「火」をとって、「紅紅火火」になり、「めでたい、幸せ、快楽、隆盛、繁盛」の意味が込められている。「紅紅火火」も、普段商売や仕事の繁盛、順調(diào)な暮らしを形容するときに口にする言葉である。 |