米紙ワールドジャーナルは18日の社説で、「BRICSが三亜サミット終了後に発表した宣言の中のいくつかの內容は経済改革に関するものであるが、経済問題の中に存在する政治的課題に関するものでもあり、特に宣言の最後の2點に関しては政治性が顕著となっている。BRICSはすでに経済同盟の域を越えている」と指摘した。
以下、同紙社説の概要。
「BRICs」という言葉は、ゴールドマン?サックスの資産管理部門責任者、ジム?オニール氏が2001年に初めて提唱した言葉で、経済発展が著しいブラジル (Brazil)、ロシア (Russia)、インド (India)、中國 (China) の頭文字を合わせた4ヶ國の総稱である。昨年末からは、急成長をみせる南アフリカを入れ、「BRICS」と稱されるようになった。
2006年、BRICsの首脳がロシアで初めて會合を行った。今回、中國三亜で行われた3回目の會合は、規模も大きくなり、會合は會議へと姿を変えた。また、會議も形だけのものではなく、実質的な協定「BRICS銀行協力體制金融協力枠組み協定」を結び、國債発行、企業上場、資本市場に関する協力を行うことを取決めた。それは単純な提案的構想ではなく、具體的な內容と行動を示すものであった。