◇輸入ルートを急きょ開拓
世界一のレアアース輸入國である日本は現在年間2萬7000トンのレアアースを消費、うち80%を中國から輸入していた。中國がレアアースの輸入を規制したことで、この比率はさらに高まり、ほぼ100%中國からの輸入となった。
2010年に中國はレアアースの輸出規制を始めたが、ある情報によれば、現在國際市場で闇取引されているレアアースは毎年2萬~3萬トンに及び、これが日本のレアアース供給源多様化戦略に余裕を與えている。
実際に危機意識が強い日本は早くからレアアース供給源多様化戦略に著手しており、中國がレアアースの生産と輸出を管理し始める2008年10月に昭和電工がすでにベトナムに工場を完成、2年前から稼動し、年800トンのレアアースを生産している。
毎日新聞が伝えたところによると、日本はインド、カザフスタン、ベトナム、オーストラリアからのレアアース供給に道筋をつけ、2013年から対日輸出が開始或いは輸出量が増える。4カ國による日本への輸出総量は1萬5500トンと、日本の年間消費量の半分を上回り、中國からのレアアース輸入比率を80%から50%へと大幅に引き下げることができる。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年5月12日